【車の探し方】~ 納得できる車探しのコツ~ 欲しい車がきっと見つかる!
市場には50万台以上の中古車が存在します。膨大な数の中古車の中から、自分にピッタリの一台、納得出来る一台を見つける為には、探し方を整理し検索ヒットの確率を上げる事が大切です。
メーカーや車種にこだわりがある、または「○○のメーカーの車にする」と決まっている場合は、それだけで希望条件が絞られている事になります。逆に「メーカー+ボディタイプ+年式+走行距離+・・・」と条件を絞り過ぎると該当物件がヒットしないなんて事になり兼ねません。
そんな時は優先度の低いものから条件を広げて、再設定して検索し直しましょう。とはいえ数多ある中古車の中でどんな条件に照準を当てて絞り込めばいいのでしょうか?
●探し方がわからない人はまずネットで検索してみる
車を探そうと思った時、多くの人はスマホやパソコンに意識が向くと思います。ネット検索(中古車検索サイト)を利用すると膨大な情報が目に飛び込んできます。自分に合った探し方が既にあるという方は問題ありませんが、はじめての事でどこから(何から)やったらいいか分からないという人にとってネットの活用はとても手軽で有用です。自分のイメージする車をスピーディーに探す事が出来るからです。ネットの他にも中古車雑誌を利用する、中古車販売店に直接車を見に行く等があります。
ネット検索はとても便利なアイテムですが、ただそこにはネット故の弱点もあります。「メーカー、ボディタイプ、年式、走行距離!ほぼ理想通りだ!」と思ったら○○県⁉そんな遠く・・・。車を実際見に行くのも陸送費もバカになりません。日本全国の物件を検索し閲覧できる事は嬉しい事ですが思わぬ落とし穴です。
何を基準に探すのかによって、ネットの有用性も変わってきます。以下では車を探す時のコツと、最終的にちゃんと納得出来る車との出会いを可能にする為のポイントをまとめたいと思います。
●ディーラーで探す
好きな自動車メーカーが決まっているという人もおられると思います。トヨタや日産、マツダ、BMWやMINI等。自分の好きなメーカーが決まっている場合、ランダムにネットで検索するのは時間の無駄です。もちろん「メーカーで探す・絞り込む」事で有用性はアップします。
もう一つは、直接ディーラー系の中古車販売店を覗いてみる事です。車種等にこだわりが有って「この車種に決めている」と仰る方にはおススメです。中古車の中では高めの価格設定になりますが、その車種が欲しいという人にとってはお得です。
逆にディーラー系販売店では車種が限定されているという側面があります。自社ブランドがメインになるので、下取りした車の中から状態の良い車を厳選して再販(中古車)する為です。
ディーラー系の中古車販売店は、メーカー(販売店)で定められた厳しい基準をクリアしています。それだけに良質で、パーツ類も純正部品を使用しています。後述しますが、この様な中古車を「正規ディーラーの認定中古車」と言います。自社メーカーの車のみを取扱い、尚且つ自社メーカーの車に卓越した整備士(メカニック)が整備に当たっていますので、安心感が得られます。価格は中古車の中でも高めになりますが、品質面を重視するのであれば、メーカー系の中古車販売店がおススメです。
また、ディーラー販売店には「届出済未使用車」「展示車」「試乗車」等があります。キャンペーン用や契約後キャンセルになった車、展示用、試乗用等が一度新車登録された後、一定の時間(期間)が経過した事で中古車として市場に出ます。特性上走行距離は殆ど無く新車に近い状態を維持していますが、車によっては小さなキズや汚れ等がある場合があります。プラスして注意したいのは、これらの車は、下取りの際、査定額が落ちるというデメリットがあります。その他にも試乗車は多くの人が運転する事からエンジンに負担がかかっている可能性もあります。
試乗車 | 展示車 | 未使用車 | |
ナンバーの有無 | 有り | 無し | 有り |
上表にナンバーの有無を記載しましたが、これは試乗車や未使用車が、購入時点で既にワンオーナー車である事を指しています。他にも車検の残りが少ない場合も有ります。購入を検討する場合はディーラー中古車でも高年式だからと安心せず、条件をチェックする、実車の確認、補償内容の確認をしましょう。
今乗っているお車を下取りに出す場合、査定額が低くなる可能性が高く、尚且つ次に購入する車の頭金として使用する事になります。下取りと買取り相場とのギャップは割合大きくなりがちです。今乗っているお車の残価(査定額)が気になる方は、一括査定サービス等を利用して残価を知った上で、ディーラー系販売店に行かれるのも一案ではないでしょうか。
ディーラーで探す | ・欲しい車種が決まっている、こだわりがある場合は探しやすい。 ・価格は高めだが、品質が安定している。車種は限られる。 ・アフターフサービスや保証面で優れている。 ・届出未使用車、展示車、試乗車等、新車同様の車が中古車として購入する事が出来る。 ・新車同様でも既にワンオーナー車になる場合が多い。 ・他のメーカー、車種等と比較できない。 ・下取り価格が低く、次に購入する車の頭金になる為現金化されない。 |
中古車販売店で探す | ・買取りやオークション等車の出自は様々。 ・メーカーの縛りが無い為、メーカーも車種も色々と比較してから購入する事が出来る上に、ディーラー系より低価格で購入する事が出来る。 ・車の状態が販売店によって差異があり、メンテナンス不足や不良車両等も存在する。適正価格がわかりづらい面が有り、後々高額な修理費やメンテナンス費用が発生するリスクもある。 |
●優先順位を決めて探す
新車やディーラー系中古車に比べると価格面でハードルが下がり、割合買いやすいイメージがあるのが一般の中古車です。ですが、その価格はどこから来ているのでしょう?新車なら色やグレードは違っても、状態は全て同じです。
では、中古車は何を基準にして価格が決まるのでしょうか。車は基本的には新しい程故障も少ないとされています。一台一台違う中古車を購入しようとする時、どこを見て何を基準にしたら失敗しない買い物ができるのでしょうか?
Ver.1 届出済未使用車(登録済未使用車)、展示車、試乗車等 Ver.2 高年式 & 走行距離(少) Ver.3 低年式 & 走行距離(少) Ver.4 一般的な中古車 → 中古車の中で一番数が多い Ver.5 高年式 & 走行距離(多) Ver.6 低年式 & 走行距離(多) |
ボディタイプ | 特徴 |
---|---|
セダン | 4~5人乗り(4ドア) 室内と荷室が別々なのでボディの強度が高い。 機械式の駐車場は駐車しやすい。 車高が低い為、乗り降りしづらい。 小回りが利かない(セダンで一番小さい最小回転半径は5.1m)。 |
クーペ | 2~4人乗り(2ドア) セダンに比べると車内は広い。 スポーティーで車高が低い。デザイン性重視(スタイリッシュ) 車高が低い。 |
ステーションワゴン | 2BOX,5~7人乗り(5ドア) 荷室との仕切りが無くたくさん入るので、買い物から旅行まで利用しやすい。 走行性能と積載性のバランスが良い。 車高が低い |
クロスカントリー(クロカン) | 5~8人乗り(5ドア) ラダーフレーム構造により悪路での走行性能が高い(走破性重視)。 荷物が積み込みやすい。 アウトドア以外に日常使いも出来る。 車高が高い。 小回りが利かない。 立体駐車場に駐車出来ない可能性もある。 |
SUV ※SUVは5種類あります。 | 5~7人乗り(5ドア) レジャーにも実用にも向く。 砂利道や雪道の走行を想定している。 クロスカントリーより乗用車らしく、静粛性に優れている。 車高が高い。 立体駐車場に入らない場合がある。 |
コンパクト/ ハッチバック | 4~5人乗り(3ドア、5ドア) ボディが小さく荷室との仕切りが無い。 小回りが利き燃費も良い。 ファミリー層だけに留まらず幅広い層に人気。 車両感覚が掴みやすく運転しやすい。 大柄な人には狭く感じる場合もある。 セダンに比べると静粛性には劣る。 |
ワンボックス (バン/ワゴン) | 【ワゴン】最大10人乗り。乗員重視 【バン】2~9人乗り(5ドア)。 荷室重視 ミニバンやSUVより運転席の位置が高く車両感覚は掴みやすい |
ミニバン (1.5ボックスカー) | 5~8人乗り(5ドア) SSクラス~LLクラスまで分類される。 シートアレンジしやすく荷室の大きさが調整できる。 逆にたくさん乗る事も可能。 ファミリー層の人気が高い。 コンパクトサイズのミニバンは車両感覚も掴みやすく内輪差も小さい。 |
軽自動車 (軽ワンボックスバン/ワゴン) | 4人乗り(2ドア、5ドア)。 各種税金・維持費が安く低コスト。 日本独自の規格で小さなボディサイズで取り回しが良い。 荷室との仕切りが無い。 【軽ワンボックスワゴン】 4人乗り(5ドア)。居住性重視のインテリア。 【軽ワンボックスバン】 4人乗り(5ドア)。積載性重視のインテリア |
大切な事は、ご自身が何を重要な指標にするかです。新車には手が届かないが最新の車に乗りたいのであれば、Ver.1の車を狙うべきです。年式が新しい(=高年式の)車がいい、走行距離は50,000㎞くらい迄の車を探したい等、ご自身の思い描く車はどんな形をしていますか?
Ver.1の車にもその他のVersionの中古車にもメリットデメリットはあります。表面的には良く見えても、もう少し深堀してみると問題点となる部分が見えて来る事もあります。中古車である以上、一台一台違う特色が有り、長所短所併せ持っています。それぞれのVersionを個別に見てみたいと思います。
Ver.1については先ほども起筆したので詳細は省きます。次に人気が高いのはVer.2になります。故障等のトラブルも少なく、保証等が付いていればリスクも回避する事が出来、安心感も増します。高年式で低走行車はコンディションも見た目も良く、新車に近い程価格は高くなります。フルモデルチェンジ前のケースもあり性能も最新のものが搭載されている事が多いでしょう。それだけに価格は中古車の中でも高い部類に入りますので、補償内容やアフターフォローなどトータルで新車と比較する必要があります。
・高年式の中古車はコンディションも良く、フルモデルチェンジ前であれば最新の設備を搭載している。 ・中古車の中では高価な部類に入る。 ・高年式であっても、きちんとメンテナンスを受けていたか、放置されていなかったかは大切! ・事故歴や修理歴が無いかチェックする。 |
以外と気を付けないといけないのが、Ver.3のあまり走ってないけど古いタイプ、低年式&走行距離(少)の車です。あまり走ってないんだったらコンディションは悪くないのでは?と思われるかも知れませんが、車は程々にちゃんと乗ってもらっている方が良いコンディションを保てます。
車が頻繁に停止と発進を繰り返すストップ&ゴーはエンジンへの負担も大きくなります。また極端に短い距離しか走らせないケース、例えば近隣のスーパーに買い物に行くだけ等の場合もエンジンが暖まる前に停止する事からエンジンへの負担が大きくなります。それでもVer.3の車を購入しようと思う人は、
・しっかりメンテナンスしてもらっていたかどうかが重要! ・消耗品の劣化、純正部品が生産終了していないかどうか要確認! ・保証やアフターフォローがちゃんと有るか要確認! |
価格が安いとメリットが大きい様に見えますが、出来ればどうしてあまり乗っていなかったのか、放置していた理由がはっきりしている方が安心して購入出来ます。
中古車の主流Ver.4の中古車、市場での球数も一番多く安定領域の枠内に収まる車です。価格もそこそこでコンディションも極端に悪い事は無い。そんな車を購入しようと思ったら、
・諸費用も含めて予算内に収まる。 ・外装、内装の状態。電装品などの動作状況、タイヤの状態に問題がない。 ・走行距離と年式のバランスが取れている。 ・メンテナンスノート(定期点検整備記録簿)がちゃんとある。 ・修理歴の有無 ・車検の残期間 ・保証の有第三者による車両評価が有る |
等に、気を付けて見てみましょう。
走行距離と年式のバランスは、1年10,000㎞が目安と言われています(軽自動車の場合は1年8,000㎞)。年式と走行距離のバランスが取れている事は、車のコンディションを知る上でとても大切な事です。
次にVer.5の車ですが、まだ年式は新しいけど良く走っている車の事を指します。1年で10,000㎞が凡その目安である事は先述しましたが、年間15,000㎞を超えて来ると、過走行車と言われます。ハードに使用されてきた事であろうことは想像に難くないですが、だからと言って全てコンディションが悪いとは限りません。
多走行車であっても、しっかりメンテナンスしてきた車であれば、コンディションは良い可能性が高いでしょう。メンテナンスノート(点検整備記録簿)を見せて貰ったり、試乗してエンジンの掛かり具合等を確認してみるのも良いのではないでしょうか。逆にメンテナンスをしてもらえないまま多走行してきた車は避けるべきです。
・高年式多走行車はコンディションに差がある。 ・高年式車でも、ノーメンテの車は避ける。 ・多走行であっても、メンテナンスをしっかりしてきた車なら一見の価値有り。 ・多走行な分安価。走行距離が短い車に比べれば故障の確率は上がるが、良い状態の車なら修理費用と相殺しても元を取れる可能性もある。その場合は信頼性の高い車を選ぶ事。 ・出来るだけワンオーナーの車を選ぶ。 ・特にハイブリッド車等は、メインバッテリーが劣化していると実用には厳しく、バッテリーを交換しなければいけなくなりますので注意が必要です。 |
最後にVer.6の車ですが、低年式&走行距離(多)の為多くの人が選択肢から外します。価格は安いですが、長く乗るにはリスクが大きいと誰もが判断するという事です。
一般的には1年で走行する距離は普通乗用車で10,000Km、軽自動車で8,000Kmと言われます。良く言えばめっちゃ元気なエンジン!という事なので、何より価格を優先したい人には打って付けかも知れませんが、デメリットもある事を認識しましょう。選ぶ時は信頼性の有る車をチョイスするようにしましょう。
・部品の経年劣化による故障のリスクが高い!(車の部品の寿命は約10年) ・今迄しっかりメンテナンスされてきたかどうか確認要! ・キズが放置されていたり、シビアコンディション、積雪地帯等で使用されていた場合、内部(底部)にサビが侵食している事がある為要チェック! ・走行距離が長くなる程、前オーナーの運転のクセが付きやすい。 ・ハイブリッド車は特に注意!メインバッテリーが劣化していると、超高価な交換費用が掛かる恐れ有り! |
●認定中古車と一般の中古車の違い
中古車の中でも「認定中古車」というのをご存知でしょうか?「正規ディーラーの認定中古車」または一般の中古車でも「第三者機関が検査・テストを行い一定の水準をクリアしていると認めた良質な中古車」の事を指します。
中古車は1台1台状態が違います。外観がどれだけ良くても、メカニック的な部分で性能を維持しているとは言えません。もしかしたら状態が悪い可能性も有り得ますがそれを素人が見極めるのは至難の業です。それを「厳しい検査を受けて合格した保証付き」の車が認定中古車です。
認定中古車だったら絶対故障しないのか?と言われればそんな事は無く故障する事も有りますが、保証が付いているという安心が認定中古車には有ります。
なお、認定中古車には「ディーラーが扱う認定中古車」と「ディーラー以外の業者(中古車販売店)が販売する認定中古車」が有ります。
・買取、下取りの段階から厳選された車両(高年式・低走行距離が基本)なので、土台が良い上に入念な整備、補修を行う為売価格が高くなる。 ・認定は国の基準では無い。日本自動車鑑定協会や自動車査定協会などの基準に合格した車またはディーラー等が独自に設定した基準に合格した車。販売店によっては基準にバラつきもある。 ・ディーラーの場合、基準に満たない部品は純正部品と交換する為、高品質。 ・購入後の保証が充実している為安心。その分高価。 ・選択肢が少ない。基準が厳しい事も有って球数が少ない。車種等こだわりが有る場合は見つけるのが難しい。 |
価格を抑えるなら一般の中古車、品質重視なら認定中古車。でも数が豊富なのは一般の中古車と、なかなか一長一短あります。何を基準にして車を探すのかは人によって変わってきますが、どんな中古車であれ実車を見るのはもちろんの事、実際に乗ってみる、販売店の人の話を聞いてみる等自分で出来る事、調べられる事はまずやってみて、車の事を知りましょう。
●まとめ
車を購入する事は容易な事ではありません。まずは高価な買い物です。そして手続きに手間がかかります。それにプラスして欲しい車が中古車だった場合は、車がハズレではないかと心配が付いて回ります。
当社では、車に精通したスタッフがお客様のご要望をしっかりとお聞きするところからスタートします。お客様自身の中に不安材料が有る場合もどうぞお話下さい。特に中古車は一台一台違います。個性を持っています。その個性が悪い個性(ハズレ)である場合はお客様にお車を諦めて頂かないといけないかも知れません。例えば事故車である場合等です。逆に良い個性(当たり)の場合は、私共も自分の事の様に嬉しい気持ちになります。その時は自信をもってお車をおススメ致します。
しかし、その個性故に妥協という言葉が見え隠れする時があります。「高年式の車が有ったら買いたいと思っていたけど欲しい色と少し違う。」「色や形はピッタリだけど、年式がちょっと古いなぁ」等です。ただあれもこれも諦めるのではなく、お客様が欲しいと思われるお車のお手伝いをするのが当社の「車を探す」です。
もしかしたら、色に拘らなければリセールバリュー(再販価値=残価率)が良くなるかも知れません。年式が古くてもきちんとメンテナンスされていた車であれば購入後も長く乗る事も可能です。車をしっかりと見定めて、柔軟な提案でお客様のメリットに繋げる事が出来るのは当社の強みです。お客様にとって「ちょうどいい車を選ぶ」お手伝いを、是非東伸自動車にお任せ下さい。
◎だいたいでいいので中古車の相場価格(自分が欲しい車の相場価格)を知っておく。 ◎年式と走行距離はだいたい比例している。1年10,000㎞(軽自動車なら8,000㎞)から大きく外れる車は要注意。 ◎年式、走行距離等の条件に関わらず、しっかりメンテナンスされてきた車である事が大切。 |
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